目次
あらすじ
突如として現れた怪物“屍人”により、人々は襲われ、世界は終わったーー。
父親の遺した魔術を使って生き延びる少女・南戸由貴は、かつて別れた“唯一の”友人・榊帆乃夏と再会。行方不明になった帆乃夏の姉・春香探しを手伝うことに。
京都で出会った“鋼の魔女”九条夜未と、その姪でゴーレムを使役する羽衣の協力を得て、終末の真相に少しずつ近づいていく由貴たち。
さらなる情報を求め、由貴・帆乃夏・羽衣の3人は、日本魔術師連盟の本部があった東京へと向かうことにする。道中、廃旅館と温泉で英気を養いつつ、絆を確かめ合う。
まるで導かれるように辿り着いた渋谷のスクランブル交差点で、少女たちは思いがけない真相を知ると同時に、苦渋の選択を迫られることになるーー。
過去に一度、離れ離れになった由貴と帆乃夏が、“終わった世界”で最後に掴み取る未来は? ガールズサバイブストーリー、ここに完結!小学館から引用
作品
タイトル | 明日の世界で星は煌めく3 |
著者 | |
イラスト | むっしゅ |
発売日 | 2021年6月18日 |
ISBN | 9784094518931 |
ページ数 | 257 |
・明かされる真相
・マニアックなお風呂回!
・由貴の変化
感想

堂々完結!

元々3巻で終わる予定だったみたいですね

事件編、捜査編、そして解決編みたいなイメージだったそうです

それを知らない自分たちは衝撃でしたけどね

帆乃夏の姉と出会って次はどうするのか⁉︎って思ったら終わりましたからね

というわけで帆乃夏の姉、春香との邂逅の今巻

羽衣を仲間に加えて魔術師連盟の本部がある東京へと向かいました

色々理由がありますが一番は由貴の力の解放でした

力があるはず!なのに使えない理由が制限がかかっていてそれを外すアイテムを取りにって感じでした

出だしもそうでしたがちょくちょく百合を入れてくるのはポイント高かったですね

頬にキスをされて、友達なら普通と言われたのに2回目がなくて悶々する由貴

羽衣がいるからってのもあるだろうけど受け身の由貴は夜が来る度ドキドキしてたんでしょうね

そんな状態で東京への道中では旅館に温泉にと由貴にはキス以上の体験でした

修学旅行とほぼ無縁で学校でも孤立していた由貴は帆乃夏と裸で入るのは無理でスク水やらバスタオルを巻いたりと逆にマニアックな展開になっていました

温泉にそんな格好で入ったことないですが湯に浸かったって感じがしなさそうで自分は嫌ですね

でもグッジョブです!まさかこんな世界でスク水をみれるとは由貴に感謝の一言です

そんな由貴の心構えが決まらないのを知ってた裸の付き合いをしてました

強引に、でも相手の求めることをしてあげている帆乃夏はやっぱり由貴の友達なんだなと

そして迎える邂逅の時

圧倒的な晴香の力の前に無力な3人でした

ここでのそれぞれの選択。胸に抱える思いが交錯していました

それは晴香も同じだけど、こんな世界になってしまった理由が絶望的でした

晴香の人生を考えたら仕方ないのかもしれませんが、自分の願いの為にここまでのことが出来るとは凄いの一言です

帆乃夏の選択は姉を好きだからこそ、由貴が信じてくれるからこその道
例えそれで友達が泣いてしまってもどちらも好きだから選んだ道でした
そして由貴の選択。分かっていても帆乃夏を止めず、けどすぐ後悔をしていました

人に無関心の由貴をここまで変える帆乃夏の存在……罪深いぜ!

臆病で怒ることなんで絶対しない彼女の姿。それほどまでに大切な存在が出来て良かったと、それが失われることの悲しさと

大切なものがなかったからこそいらなかった感情で、大切なものが出来だからこそ必要な感情でした

物語的には謎はほとんど残りませんでしたが最後結構あっさりでしたね

ページに余裕があったみたいですが由貴やべぇって終わり方でした
3巻って少し短く感じますね

4、5巻くらいやってアニメ化で最後までアニメ!ってのが自分の中の理想ですね

ただ短いからこそ集めやすい!

打ち切り!ではないから丁度良い終わり方で百合だけど殺伐とした世界がお好みの方は是非に!
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