あらすじ
「皐月くん、かっこいい……」そんな心の声が聞こえた。
美人だと学内で評判だが、いつも一人で無愛想な弥生ちゃん。本当なら接点もできないような彼女だが、サイコメトリー能力を持つ俺こと深瀬皐月は、ある日弥生ちゃんの心の声を聞いてしまった。
だがそれに戸惑う俺をよそに、弥生ちゃんはもっと大きな秘密を抱えていたのだ。
なんと弥生ちゃんは裏の世界で生きるエージェント――。
秘密だらけの弥生ちゃんと、秘密を知ってしまった皐月くん。近くて遠い二人の心は、サイコメトリーだけでは超えることのできない壁を超えて、寄り添うことができるのか!?
心の声が聞こえる皐月くんと、気持ちをひた隠しにする弥生ちゃんの両片想いラブコメ開幕!
小学館から引用
作品
タイトル | 弥生ちゃんは秘密を隠せない |
著者 | ハマ カズシ |
イラスト | パルプピロシ |
発売日 | 2021年11月18日 |
ISBN | 9784094530438 |
ページ数 | 296 |
感想

この左手で触れれば相手の考えていることが分かる

そんな皐月がいつも無愛想な弥生ちゃんに触れて知ったことは自分に好意があることとエージェントという謎の言葉

それがきっかけで弥生ちゃんを見る機会が増えたら睨みつけられ罵られという対応
だけど不器用な彼女は行動が全て裏目に出てしまっていました

相手の気持ちが分かる、だけどそれだけで深く踏み入れようとしなかった皐月が踏み出して二人の関係が進む物語でした

無愛想で人と関わらないようにしていた弥生ちゃんはエージェントでした

自分の仕事の邪魔になるからと関わらずに生きていた彼女でしたが普通に生きたいという願望もありました

そんな普通を叶えるため、妹と皐月が奮闘していました

皐月自信も悩みがあったけど確実な自覚はなくて

弥生ちゃんと関わっていくことでその問題にも直面していました

自分の使命に生きる彼女と自分のやりたいことが出来ない彼

最後まで似たもの同士の二人が不器用ながらも関わって言葉を交わして変わっていっていました

好き同士で接し方がぎこちない二人の関係がもどかしくも見ていて楽しく

これから皐月の秘密がバレた時の展開も楽しみにしてます

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