あらすじ
憧れのヒロインに振り回される――それが俺の青春。
全校生徒が憧れるパーフェクトヒロイン・夏木瀬律花。
容姿端麗&成績優秀な女子生徒会長の彼女に憧れを抱くモブ後輩・有馬冬季は、
偶然にも律花の恋愛相談に乗ることになり……!?
「あたし……はじめてなんだ。男の子、家にあげるの」「!?」
作戦会議のために律花の部屋で話し込んだり、
練習としてふたりでデートをしたり――
憧れの先輩に振り回されるふたりきりの時間に、
冬季の冴えない日常はドキドキの連続へと一変。
『俺の気持ちは“憧れ”であって“恋心”じゃない……はず』
――その一方、律花も自身の感情の正体に気付き始めて……?
思春期の中で刻一刻と揺れ動く、ふたりの《想い》の物語。ファンタジア文庫から引用
作品
タイトル | 俺の気も知らないで憧れの先輩が恋愛相談してくる |
著者 | 永松 洸志 |
イラスト | 林けゐ |
発売日 | 2021年12月18日 |
ISBN | 9784040743592 |
ページ数 | 312 |
感想

憧れの先輩に変わったところを見せたくて花火大会の日にデートに誘います

けど自信がないので予行練習に付き合って下さい

こちらも憧れで好きというわけではないから良いですよ

から始まる二人の関係でした

好きではなく憧れの先輩だからこそ、その恋を応援できていた有馬

だけど距離の近さ、そして予行練習という形での擬似デートに変わっていく関係

憧れの先輩の前ではポンコツな律花が有馬の前では普通に出来ていて

そのポンコツ具合とお願い事をするときの態度が可愛すぎて破壊力抜群でした

そんな時間を過ごすことで有馬の気持ちにも変化が訪れていて

憧れから変わる気持ち、相手のことを知ることによって庇護欲っていたらあれですが高嶺の花から手に届くくらいの花にまで下がっていて

完璧と思われた彼女の本来の姿

それもまた彼女の一部だからこそ、その姿に有馬の気持ちが好意へと変化していました

こんな皆んなの憧れの先輩を独り占め出来る関係が良いですね

そして最後に誤解だけど気づかれてしまったあの子の挙動が面白かったです

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