等身大の優しい味の物語『自炊男子と女子高生』

感想

 

 

あらすじ

 両親からの仕送りで一人暮らし中の大学生・夜森夕(やもり ゆう)は、
食費節約のため面倒くさがりつつも自炊を勉強中。
料理が趣味とか特技とか、そういったわけでもないのだけど、
ある日お隣に住む女子高生・旭日真昼(あさひ まひる)に、成り行きで
手料理を振る舞ってあげたところ、「お兄さん」と呼ばれ妙に懐かれることに。

しかも
「私、あんなに“あったかいごはん”を食べたの、久し振りでした」と語る少女は、
普段スーパーの惣菜やコンビニ飯ばかりの何やら訳アリ食生活らしく……?

時々、ただ一緒にごはんを作って、一緒に食べるだけ。
ほんの少しの日常の変化がゆっくり二人を変えていく
――このラブコメは、等身大の優しい味。

ファンタジア文庫から引用

 

感想

あなたと食べる、このごはんがあったかい。

そんな言葉がコンセプトに浮かびましたね。

お世辞にも上手い料理が作れるわけではない夜森夕が、ある日お隣さんの旭日真昼に手料理を振る舞ったことで始まるラブコメ。

何でも美味しそうに食べる花より団子の真昼の食べっぷりを見ていると、こちらもお腹が空いてくる感覚に見舞われました

相手の言葉を疑わないのか、警戒心のない、けど友達が言うにはそこは本能で理解しているみたいな真昼。

だからこそ、お隣さんの夕には無警戒で懐いていて、お兄さんというカテゴリーになるまで懐いていました

この作品は本当に誰でも真似できる料理で、等身大の優しい味とはよく言ったものです。

良くある(お隣さんと食事は良くない)風景が真昼にとっては新鮮で。

誰かと一緒に食事をする温かさ、これは元々それを知っていて、失い、そしてまた巡り合った人には結構刺さる物語だったのではないのかと思えました。

 

作品

タイトル 自炊男子と女子高生
著者 茜 ジュン
イラスト あるみっく
発売日 2022年4月20日
ISBN 9784040745107
ページ数 306


 

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