選ばれなかった英雄『ネームレス・レコード』

感想

 

 

あらすじ

遥か未来。進化しすぎた機械生命群に支配されたとある惑星。
人類は滅亡の危機に瀕しながらも、教会が選ぶ《予言の英雄》に生存圏拡大の希望を持っていた。
一方、幼い頃より英雄に憧れていた青年レリン=クリフィスは、誰もが認める優秀な圏外探索者だったが英雄には指名されずやさぐれていた。
人生の目標を失っていたレリンだったが、本来敵であるはずの機械の少女・ウルと出会い衝撃の事実を聞かされる。
なんと、ウルは人類がやがて絶滅するという未来を知っており、それを救えるのはレリンだけだというのだ!
レリンは彼女と行動をともにし始めるが、その先には想像を絶する困難が待ち構えていた──

MF文庫Jから引用

 

感想

人類が滅ぶ未来を防ぐため《予言の英雄》に選ばれるための努力をした青年。

だけど選ばれず自暴自棄になり圏外へと赴いた先で出会う存在。

誰かに認められた英雄ではなく、誰にも認められない英雄の物語でした

この作品はウルという機械少女と出会うまでが退屈で、そこから一気に面白みがましたイメージでした。

機械生命という圧倒的に強い相手にどう立ち向かうのかという考え方も楽しめましたが、ウルと出会い、そこから敵が変わり、その相手にどう立ち向かうのかと言う部分が楽しめました。

人間や機械生命という予想を超える相手。

本来味方のはずが敵だったり、敵のはずの存在が味方だったり。

やはり一番のポイントは最強相手にどう立ち向かうのか。

そして予言がどこから来ているのか。

SFでありながらループしているこの世界で、絶望の未来を防ぐための、人知れない英雄が、今回の未来をどう覆すのか楽しみたい作品でした。

 

作品

タイトル ネームレス・レコード
著者 涼暮 皐
イラスト GreeN
発売日 2022年7月25日
ISBN 9784046815859
ページ数 329


 

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