その弁当は不器用の塊『朝比奈さんの弁当食べたい』

ライトノベル

 

 

あらすじ

クラス一の美少女・朝比奈亜梨沙がある日作ってきたマズそうな弁当に、高校生・牧誠也は一目惚れした。「朝比奈さんの弁当が食べたいから付き合って欲しい」。彼のそんな告白にバカにされたと思った亜梨沙は怒って誠也をフるが、彼の諦めない純真さと、悩みに寄り添う優しさに次第に惹かれていく。しかしある時亜梨沙は、誠也の人には言えない秘密を見かけてしまい――。 二人の仲はどこへ進むのか、そして誠也が亜梨沙の弁当に惹かれる理由とは。 切なくて、苦くて、愛しくて、美しい。青春物語開幕。

HJ文庫から引用

 

感想

最初に笑わせて引き込み読ませる。

笑いが絶えない物語かと思いましたが暗い部分も多かったですが良かったです。

クソまずそうなお弁当に対して皮肉でもなんでもない言葉を発する誠也がビンタされるところが笑いのピークでした。

優しくあろうする朝比奈さんがここまで感情を露わにするほどのこと。

表現が少なく、無表情で言われるがままに生きているような誠也

そんな誠也が興味を示した朝比奈さんのお弁当。

この不器用でお世辞にも美味しいとは言えないお弁当に対して誠也が求めるもの。

物事や相手の本質を知り、物事に関しては意味を、相手に対しては欲しい言葉を伝える本能

だからこそ相手を揺さぶることのできる才能。

誰かと関係を築くにはまずは知ってもらうことから。

関わらなければどうしようもないという当たり前を再認識させられました。

にしてもお弁当って普段当たり前のように作ってもらい、当たり前のように食べているもの。

そこに意味を加えることで、普段の何気ないお弁当がおっきな意味を持っていて。

少し変わった人だからこそ思いつく言葉。

何気ない日常にありふれていることに対して、そういった考え方ができる発想力が羨ましかったです。

 

作品

タイトル 朝比奈さんの弁当食べたい
著者 羊思尚生
イラスト U35
発売日 2022年8月1日
ISBN 9784798628653
ページ数 282


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました