あらすじ
「あなた、それはキャンプに対する冒涜よ?」
自他共に認めるインドア派の俺・黒山香月は渋々来ていた恒例の家族キャンプでとある女子に絡まれる。
四海道文香。学校一美人だけど、近寄りがたいことで有名な先輩。
――楽しむ努力をしてないのにつまらないと決めつけるのは勿体ない。
そう先輩に強引に誘われ、急きょ週末二人でキャンプをすることに!?
一緒にテントを設営したり、ご飯を作ったり。自然と近づく先輩との距離。そして、学校では見せない素
顔を俺にだけ見せてきて――。
週末同じテントの下で先輩と始まる半同棲生活、小樽で過ごす第一夜。GA文庫から引用
感想
美人でクール、だけど好きなことを話すその姿は無邪気で可愛さが溢れ出す。
同じキャンプ地で一緒になった黒山と文香。
ただそこにいるだけで楽しんでいない黒山に文句を言うことで関係が生まれていました。
体験することがそのことへの興味に繋がると思っていましたが、それを本気で楽しむ努力は考えたことなかったですね。
文香の本気に当てられてかちゃんと触れることで興味が湧く黒山。
強引に誘われながらものめり込んでいくことで期待が膨らんでいきました。
確かにインドア派の人間からしたらアウトドアは合わないのかもだけど、何事も真剣に経験することの大事があって。
好きなことを共有することの楽しさが伝わってくる作品でした。
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作品
タイトル | 週末同じテント、先輩が近すぎて今夜も寝れない。 |
著者 | 蒼機 純 |
イラスト | おやずり |
発売日 | 2022年10月15日 |
ISBN | 978-4-8156-1721-9 |
ページ数 | 265 |
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