あらすじ
「拾ってください」 同級生が家に居着きました。
父親が有名映画監督で、世間知らずな箱入り娘・佐中アリサ。
手の届かない存在の彼女を、ただの同級生である俺、黒澤雪人が“拾って”、姉と二人暮らしの家で過ごすことになった理由は。「家出してきたの。わたし、黒澤くんになら拾われてもいいかも」
何故か姉までノリノリで、犬耳メイド服を着させる始末。
そして始まった彼女との日々……。朝は起こしてくれて、家事もやってくれ、俺が選んだ水着で川遊びに行って、夜はパジャマ姿で膝枕。「ご褒美のなでなでは絶対だよ! ご主人様?」
学校では“高嶺の花”、家では“俺にだけ撫でられたがる犬耳少女”。
そんな彼女との、溶けそうなくらい甘い同居ラブコメ。ファンタジア文庫から引用
感想
生活力皆無の姉弟が拾った箱入り娘は万能でした。
教えればそれ以上をこなす天才。何も出来ないのではなく、何もしなかったから出来なかったという感じで。
拾われた身だからではなく、普段の楽しくない日常に変化があって楽しんでいるアリサ。
距離感がおかしい彼女の順応力。
姉が適当に見えて意外としっかりしていたり、アリサ父の勘違いが面白さを引き立てていました。
普通でありたい少年が特別に触れることでの変化。
この少年も大概無自覚で相手を籠絡させるポテンシャルもあり、そんな少年に惹かれていく純粋なアリサが可愛かったです。
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作品
タイトル | 世間知らずな同級生を、飼うことになりまして。 |
著者 | 四条 彼方 |
イラスト | 雪丸 ぬん |
発売日 | 2022年10月20日 |
ISBN | 9784040747705 |
ページ数 | 268 |
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