言葉を交わしても届かない、踏み入れることのできない領域『君は僕の後悔3』

感想

 

 

あらすじ

夏休みがやってきた。藍衣や薫たちと海水浴に行き、高校生らしい夏を満喫する結弦。そんな中、壮亮が「文化祭で一緒にバンドをやらないか」と皆を誘う。楽器に触ったこともないのにドラム担当に決まってしまい結弦は戸惑うが、壮亮にはみんなで思い出を作る以外にも思惑があるようだった。それは、ベース担当に名越李咲を迎え入れるというものだった。だが、その誘いを李咲はすげなく断ってくる。李咲の過去と、壮亮の想い。そして〝音楽〟にまつわる感情が複雑に絡まり合い、知られざる〝後悔〟が顔を出す。対話を拒む存在に気持ちを伝えるには、果たして、どうすれば……。激情渦巻く、恋と対話の物語――第三弾。

DXデジタルから引用

 

感想

夏だ文化祭だバンドだ!

夏で海で水着で最高でした。

ビーチバレーをするだけで揺れる2つの大きなたわわが最高でした

水着にパーカーを羽織り、それを脱がされる薫も最高でした。

そんな話がついでと言ってはなんですが、今回のメインは屋上にいつもいる名越李咲先輩の話。

元サッカー部のマネージャーで過去に音楽をやっていた彼女。

いつもの4人と李咲先輩を入れたメンバーでバンドをやりたいと友達の壮亮が言い出し、彼女の過去が明らかになっていました。

このサブキャラが目立つ回もまた良いですね

本来なら主人公が最後は持っていくなどすることが多いイメージですが、今回はこの壮亮が彼女の音を蘇らせるために必死になっていました。

音楽が好きで、言葉にするのは苦手だけど音でなら伝えられる。

音楽に詳しくない人でもその音を聞けばその気持ちが伝わる。

そんな音楽を手放した理由。だけどその音楽から離れきれない彼女の葛藤が描かれていました

正しい言葉が必ずしも相手を救える訳ではなく、正しく生きれない人にはその言葉は届かない。

本音を隠し、その表情は相手との距離を作るためにあった李咲先輩。

少しずつ言葉で交わす結弦らしいやり方と、それでも届かない部分は友人が音で伝える。

その中でも薫と藍衣との関係の変化も見れて良かったです。


作品

タイトル 君は僕の後悔3
著者 しめさば
イラスト しぐれうい
発売日 2022年5月25日
ISBN 978-4-08-631470-1
ページ数 433


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました