エロとシリアス 丁度いいバランス『エルフ奴隷と築くダンジョンハーレム4』

感想

 

 

あらすじ

ドワーフの国でまた一つ、世界七大ダンジョンを攻略したマルス。目的の禁忌の魔本を手に入れる事はできなかったが、落ち込んでいる暇はないと自らを鼓舞していた。この長い旅の中で、多くの出会いと別れを経験し、更に目的意識を高めたマルスだったが、たった一つ気がかりなことがあった。風の噂で聞いた、一人でダンジョン攻略をしているという謎の男《漆黒》――この存在に、なぜか嫌な予感を覚えていた。そんな中、一行は遥か昔に滅ぼされたというリリアの故郷・世界樹の森へ向かうことに。だが、その道中に立ち寄った海で、美しい人魚・シオンと出会う。「助けてください……!」事情を聞いた一行は、海底ダンジョンへ向かう事になるが――。

DXデジタルから引用

 

感想

同じ転生者なのにこの差はなんなんだろう?

と思えるマルスの過去(前世)が明らかになった今回でした。

人魚が出てくる海底都市攻略。

人魚すらも虜にする交尾をどうやるのかと思ったら足を生やすという荒技でした。

魔法に長けている人魚だからこその芸当。

魔法があるからこその世界で今回もせっせとイチャイチャやってました。

今回はエロとシリアスの塩梅が丁度良く、話の合間の終わりの文章が不安を煽ってくれていました。

いつもの様に万全で、いつもの様に油断なく挑んでいるはずなのに不安が拭えない。

そんな不安が二つの意味で当たり、漆黒との対面、そして海神との戦闘に困難を極めていました。

禁忌の魔本で力を得ても及ばない存在。

この漆黒とマルスに与えられた力の差の理由

そして明かされた七大ダンジョンを攻略することで得られる特権。

マルスが近くの人たちと幸せに生きるために生きていたのに、世界を巻き込む展開になっていて。

次で最終巻と寂しいですが、世界の命運をかけたこの先の行く末を楽しみに読んでいきたいです。


作品

タイトル エルフ奴隷と築くダンジョンハーレム4
著者 火野 あかり
イラスト ねいび
発売日 2022年5月25日
ISBN 978-4-08-631472-5
ページ数 387


 

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