二巻の感想→『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。2』
あらすじ
――伊織先輩は、私のことなんて、早めに忘れてしまってほしい
生原小織。怪しげな露天商ナナさんの店でバイトをしている、正体不明・詳細不明・神出鬼没の後輩……のはずだった。そんな彼女が、病院で眠り続ける「思い出せない僕の親友」と同じ名前・顔をしているという。この不可思議な状況、「生原小織」は間違いなく《星の涙》を使っている、はずだ。
「私の――生原小織の願いを否定してほしいんだ」
僕は何もかもを忘れてしまっていた。「生原小織」の素顔、口調、性格、彼女と僕の関係。彼女が何を想い、何を願って《星の涙》に縋ってしまったのか。それら全てに、全ての感情に蓋をしてきたのだ。そして――そもそも対価を払ったのは誰だったのか、ということにも。Amazonから引用
作品
タイトル | 今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。3 3年分の「ありがとう」だよ、先輩 |
著者 | 涼暮 皐 |
イラスト | あやみ |
発売日 | 2020年10月24日 |
レーベル | MF文庫J |
ページ数 | 264 |
感想
生原小織と伊織の関係。そして願った願いを否定する為に小織の世界へと飛び込んでいました。
流希や陽星がどうして出てきて伊織と関わっていたのか納得でした。
灯火とまなつと願いを否定してきた伊織でしたが、記憶のピースがハマっていく中でここでどうするか!?と思いましたがしっかりと受け止めていました。
そして引きが良いですね。読み返したくなるし、この物語の核心を突いてきました。
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