未だ青い僕たちは ★★★★☆

ライト文芸

 

 

あらすじ

僕たちはきっと、いつだって
自由な世界に生きている
雑誌の読モをしている高3の野乃花は、苦手なアニメオタク・原田と隣の席になる。しかしそんな彼の裏の顔は、SNSでフォロワー1万人を超えるアニメ界のカリスマだった!原田の考え方や言葉に感銘を受けた野乃花は、正体を隠してSNSでやりとりを始める。現実世界では一切交わりのないふたりが、ネットの中では互いに必要不可欠な存在になっていって―!? 「なにをするのもきみの自由、ここは自由な世界なのさ」。学校という狭い世界で自分を偽りがんじがらめになっていた野乃花は、原田の言葉に勇気をもらい、自分を変えるべく一歩を踏み出すが―。

Amazonから引用

 

作品

タイトル 未だ青い僕たちは
著者 音 はつき
発売日 2020年9月28日
レーベル スターツ出版文庫
ページ数 313

 

感想

読モとアニオタのリアルとネットの交わることのない2人が隣同士になったことで展開する、気持ちに真っ直ぐなお話でした。

 

自分のことしか見えていなくて人間関係に鈍感な野乃花。仕事優先というスタンスで、友達の誘いより急に入った仕事を優先という感じ。

それが日常で友達がバイキングやカラオケをしている姿を見て羨ましく思いつつ、それでもいいと思っていました。

読モの為に食事や美容に気をつけている部分は仕事熱心でした。

 

そんなクラスのトップカーストにいる野乃花を疎ましく思っていたのが隣の席になった原田。

オタクで明るくとは言い難く、アニメで得た知識や言動がその日に反映されるような人。友達はいなく暗いわけではない孤独よりかは孤高という感じの人でした。

 

隣同士になった野乃花はある日SNSで原田と思しきアカウントを発見。万を超えるフォロワーで思ったことを呟いていた原田のアカウントの一言一言に感銘を受け、別垢で原田とやらとりを始めていました。

 

リアルで挨拶すらままならない関係。ネットでは少しずつ関係を増やしていく2人。

本当のことを知っているのは野乃花だけで本音を話そうかと迷いながらもこの関係を続けていました。

 

そんなある日にその関係が破綻。スマホのロック画面に原田からもらった絵を見られたことにより、ネットでの関係が終わります。

 

それが嫌でリアルで迫った野乃花。息が苦しく涙が止まらないくらいのことだけど、その居場所を無くしたくなくて足を動かしていました。

 

ここから変化が大きくなりましたね。

同じ読モの美香が転向してきて、自分の本質に気づいた野乃花。周りに人が居なくなり孤独を知りました。それでも人はなれるものなんですね。

 

そして原田の仕返しからの美香との騒動、ラストは卒業式まで向かって行っていました。

 

 

自分を隠さず生きる原田と自分を隠して原田と接していた野乃花。初めては野乃花だけが影響を受けているかと思ったらいつの間にか影響を受けていた原田。

 

自分の言葉を曲げず真っ直ぐ話す原田に救われつつも傷つけられながら2人の関係が変化し交わって言っていました。

 

同じ読モの美香との関係も自分に憧れていた

野乃花の変化と、自分にはできないやり方に嫉妬し、けど好意を持てる部分があるからこそ無視できず関わっていました。

 

好きと嫌いが表裏一体ということ。無関心よりもやはりこっちがしっくりくると思いました。

 


未だ青い僕たちは (スターツ出版文庫)

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